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タトゥーと刺青の違いとは?語源や施術技法・痛みの違いを詳しく解説!

タトゥーと刺青の違いとは?語源や施術技法・痛みの違いを詳しく解説!

タトゥーと刺青は、どちらも肌に色素を入れる行為を指しますが、その違いは曖昧でよく混同されます。

この記事では、タトゥーと刺青の違いについて、言葉の意味や語源・デザイン・施術方法・痛みなどの観点から徹底的に解説します。

それぞれのルーツや、歴史的背景など捉え方の違いを知ることで、よりタトゥーの理解を深めることができるでしょう。

タトゥーと刺青の違いはある?

結論、タトゥーと刺青にはほとんど違いはなく同義であると言えます。

広辞苑では「タトゥー=刺青」という形で定義されており、時代とともに意味合いや呼び方もほぼ統一されてきました。

現代日本では、ファッション感覚のワンポイントや洋風デザインを「タトゥー」、日本伝統の和彫りや大きな図柄を「刺青」と呼ぶ傾向があります。

また、刺青は針をやや深く入れるため立体的で複雑な仕上がりになりやすいのに対して、タトゥーは比較的浅く平面的な仕上がりが多いというイメージもあります。

ただし、これらはあくまで一般的なイメージや呼び分けであり、厳密な定義や技術的な違いはほとんどありません。

つまり、「タトゥー」と「刺青」は意味としては同じですが、デザインや文化的背景、呼び方の印象に微妙な違いがあると言えるでしょう。

 【言葉の意味・語源】タトゥーと刺青の違い

タトゥーと刺青は、その言葉の意味や語源・歴史的背景から異なる意味合いを持つことがあります。

タトゥーは外来語であり、刺青は日本古来の言葉であるという点も、両者の違いを理解する上で重要な要素となります。

下記では、タトゥーと刺青に関する言葉の意味と語源の違いについて詳しく解説します。

タトゥーの言葉の意味・語源

タトゥーの語源は、ポリネシア地域、特にタヒチ語の「タタウ(tatau)」に由来しおり、「叩く」という意味があります。

また、サモア語やマルケサス語にも同様の言葉が存在し、どれも「印をつける」「打つ」といった意味を持ちます。

本来、タトゥーは現代のようにマシンで彫るようなものではなく、木の棒の先に針をつけてトントンと叩きながら色素を入れる手法が一般的でした。

刺青の言葉の意味・語源

刺青の語源は、肌に墨を入れると青みがかって見えることから「刺して青い」と書いて「刺青」と表現されるようになりました。

この言葉は、明治時代に作家・谷崎潤一郎が小説『刺青』で用いたことから広まったとされています。

また、刺青は日本語の古語で、伝統的な身体装飾や儀礼、社会的身分の表示など、古代から日本文化に根ざした意味合いを持っています。

【デザイン】タトゥーと刺青の違い

タトゥーと刺青は、デザインの面でも異なる特徴を持っています。

タトゥーは、ワンポイントで比較的に自由なデザインが多く、一方刺青は、伝統的な和柄や和風のデザインが多いです。

ここでは、タトゥーと刺青のデザイン性の違いを紹介していきます。

タトゥーのデザイン

タトゥーのデザインは非常に多様で、 シンプルなワンポイントからカラータトゥー・漫画の一部分など様々なデザインが存在します。

他にも、文字や動物・花・幾何学模様など、モチーフも多岐にわたり、女性に人気のデザインも多いでしょう。

近年では、水彩画のような淡い色使いや、ミニマルなデザインも人気を集めています。

タトゥーのデザインは、古来から決まった画風ではなく、時代とともに変化し続けており、常に新しい表現方法が生まれています。

刺青のデザイン

刺青のデザインは、伝統的な和柄が中心で、龍、虎、鯉、鳳凰などの動物や、 桜、牡丹、紅葉などのデザインがよく用いられます。

龍は権力や強さ、鯉は立身出世、桜は美しさや儚さを意味しており、昔から変わらず男らしいデザインが人気です。

刺青は、タトゥーマシンではなく手彫りで掘られる場合が多いので、緻密な線と鮮やかな色彩は、より熟練した彫り師の技術が光ります。

【施術方法・技法】タトゥーと刺青の違い

タトゥーと刺青は、施術方法や使用する道具にも違いがあります。

ここでは、タトゥーマシンや手彫りの違いにも触れて紹介していきます。

タトゥーの施術方法・技法

タトゥーの施術は、タトゥーマシンと呼ばれる専用の機械を使って行われます。

タトゥーマシンには、極細の針が装着されており、この針が高速で上下運動することで皮膚に色素を注入します。

施術者は、デザインに合わせて針の種類や色素の濃度を調整し、皮膚の深さをコントロールしながら模様を描いていきます。

タトゥーマシンの特徴として、高速で針が動くので色の濃淡や彩度などより鮮明なデザインを描くことが可能です。

刺青の施術方法・技法

刺青の施術方法・技法として、古くから「手彫り」が主に取り入れられてきました。

手彫りは、竹や木・金属製の長い棒の先端に複数の針を束ねた「鑿(ノミ)」を使い、手作業で皮膚に針を突き刺して墨や色素を入れていきます。

技法名 内容・特徴
筋彫り デザインの輪郭(アウトライン)を細い針で彫る作業。
ボカシ 墨や色素の濃淡でグラデーションをつけ、立体感や奥行きを出す技法。
ツブシ デザインの内側を濃い墨や色で均一に塗りつぶす技法。
額彫り・抜き彫り 背景や主題のモチーフのみを彫るなど、デザイン全体の構成技法。
隠し彫り 普段見えない部分に別の図柄を入れる技法。

機械彫り・タトゥーマシンに比べて時間がかかりますが、深く色が入りやすく独特の深みや立体感が特徴です。

【痛み】タトゥーと刺青の違い

タトゥーと刺青の施術に伴う痛みは、個人差や施術部位によって異なります。

ですが一般的には、タトゥーの方が痛みが少ないと言われています。

ここでは、タトゥーと刺青の痛みの違いを紹介していきます。

タトゥーの痛み

タトゥーの痛みは、施術部位や個人の痛みの感じ方によって異なります。

一般的には、骨に近い部位や皮膚の薄い部位は、より痛みを感じやすいと言われています。

タトゥーマシンでは、高速で針が動くことで皮膚に刺す深さを調整することができるので、薄いタトゥーやワンポイントは痛みを感じにくいです。

痛みを和らげたい方は、施術前に十分な睡眠を取り体調を整えて臨みましょう。

刺青の痛み

刺青の痛みも、施術方法や部位によって異なりますが、一般的にはタトゥーよりも痛みが強いと感じる人が多いようです。

特に手彫りの場合は、針を手で押して直接皮膚に刺すため、機械彫りに比べて痛みが強い傾向があります。

刺青の痛みは、「突き刺すような痛み」や「焼けるような痛み」と表現されることがあります。

痛みに弱い人は、施術前に彫り師に相談し、休憩を挟みながら施術を進めるなどの対策を取りましょう。

タトゥーと刺青の違いに関するまとめ

この記事では、タトゥー と刺青の違いについて紹介してきました。

タトゥーと刺青は、基本的には同義ですが、言葉の意味・語源・デザイン・施術方法・痛みなどニュアンスの差異があります。

タトゥーや刺青を入れる際には、それぞれの違いを考慮し自分に合ったスタイルを選ぶことが大切です。

また、施術を受ける際には、信頼できる施術者を選び衛生管理が徹底されている場所を選ぶようにしましょう。

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